ピエール
◆フランスの哲学者アランは幸福論で「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。
およそ成り行きにまかせる人間は気分が滅入りがちなものだ」と書いてる。
成り行きまかせな人間の方が楽観的だと思いがちだが、「なにかを成そう」と絶えず考える方が楽観主義である。
成り行きまかせになるのは悲観的な心情だからである。
人間は気分に流されやすく、感情の生き物で、とかく悲観的になる。
成功至上主義ゆえに。
不況もマスコミが悲観的に煽るので(マスコミはネガティブであることが基本になってる)、消費が落ち込み、より経済不況になる。
「なんとかなるさと」思いながらチャレンジすることが今の人間に求められてるのだと思う。
これは織田信長が「この世は無常。だからこそ一生懸命に生きる」という真理を持ったことと同じであると思う。
「人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢まぼろしの如く」と敦盛を舞ったのは、厭世的な心からではけっしてない。
若い頃は「滅びの美学」のような厭世的な悲観主義がかっこよく感じるものだが、楽観主義者が全力で闘って滅びるから美しいのではないだろうか。
スプリガンってマンガがアニメになった時のキャッチコピーが「闘って死ね」だったが、まさにこれだと思う。
ピエールとはトルストイの「戦争と平和」に出てくる素晴らしく楽観主義的な脇役の名前。