矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

ツームストーン

SMASH後楽園ホール大会と大阪大会でリングアナ代理をしていたので、観戦記ブログを書けるくらい、各試合をじっくり観ることができたのだが、とにかく、デーブ・フィンレーが凄かった。

自分は試合がなく、リングアナというニュートラルな立場だったので、挨拶にいったのだが、控室での佇まいから尋常ではなく、“喧嘩強い人”独特の極道な雰囲気がプンプンしていた。

そしてメインでの試合は、チャンピオンのスターバックを制裁するかのような内容で、一つ一つの技が拷問レベルで、本当に強さに振り幅を持って行っていた。

あの試合でデーブ・フィンレーは、相手と観客に「どれくらい自分が凄いか」を十二分に発揮していた。
最後は説得力抜群のツームストーン・パイルドライバー。
文句無しだった。


翌日の大阪では世界最高峰レベルの「プロフェッショナル」という部分に振り幅を持って行ったスタイルで闘ってみせた。
ボディガー選手に対してWWEでのハウスショー的な展開をしていたのだが、突然、「付き合うのが飽きた」とも言わんばかりに、唐突にツームストーン・パイルドライバーを打って終わらせてしまった。

試合後、控室でWWEのコーチ経験からのプロレス観の一端を、デーブ・フィンレー本人が少し語ってくれたのだが、当たり前のことだが、気付かないようなことを語っておられ、まさに眼から鱗がおちた。

デーブ・フィンレーは正に本物の世界最高峰のプロフェッショナルレスラーだった。


デーブ・フィンレーの登場はTAJIRIさんも言っていたが、ムエタイのラジャナムやルンピニーの本物のランカーが、日本のキックボクシングのリングにやって来たような衝撃だった。

2011 11.24 SMASH23でのデーブ・フィンレー来襲は後に語り継がれるような、試合であり、日本プロレス界への警鐘、プロレス文化の分岐点になるような大会だった。