矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

宇宙猿人ゴリ

◆寒いのでマイサウナを稼動させてみた(写真)。
暑い狭い。

50CentとAIとかいうおねぇちゃんは血縁関係だと思う。

◆馬鹿現象の発動の恐怖に堪えきれず本を読んでしまった。
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授 松井孝典氏の「宇宙からみた地球と人類の未来」というインタビュー記事を読んだが大変面白かった。
氏は天体衝突から地球や海、生命が誕生したと論じ、現生人類(私達)の特徴や地球の寿命など興味深い話しをしている。
現生人類には《おばあさん》という特殊な存在があり、それが人類の人口増加につながったと書かれている。
私達にとって「おばあさんが居ることなんて当たり前」なんだが、ふつう雌の哺乳動物は生殖期間がすぎると死に、猿人、原人ネアンデルタール人などにおばあさんに相当する骨化石が見つからないらしい。
◆おばあさんがいると出産経験からより安全な出産を娘に伝え、新生児や妊婦の死亡率が低下し、おまけにおばあさんは娘が産んだ子供の面倒も見て、娘が子育ての期間を短縮し、その分子供をたくさん産み、それが人類の人口増加につながったらしい。
そして人口が増えれば共同体が生まれ、言語が発達し、思想が生まれ、文明が発達し、共同幻想(皆が紙切れを《お金》という名前で崇めてるようなこと)が生まれ、社会のシステムが生まれる。
そして産業革命がおこり、生産力を持ち、化石燃料(原油など)や原子力を持ち、地球自体をコントロールできるようになり、人間の欲望をより開放できるようになる。
それによって地球環境問題が起こり、近々の2020年ごろを境に一人当たりの食料と資源も減少していくと予想されているのだ。
そして、それによる貨幣価値の崩壊が起こり、それにより人間の価値観・共同幻想の崩壊が起こり、終末に向かっていくというシナリオが予想されているらしい。
それを食い止めるには江戸時代的なスローライフに戻すか、地球の物質循環を完全にコントロールするしかないらしいが、もう十数年後から始まる話しなので、ほぼ無理だろうと考えられてるようだ。
◆そんなこんなで将来的に人類が壊滅的に減っても地球は存在するのだが、地球は今から私達がまったく二酸化炭素を出さないとしても、地表温度を大気中の二酸化炭素濃度で調節することはあと五億年くらいしか続かなく、二十億年後には海水はすべて蒸発し、地球の大気は金星と同じになり、それによって太陽が水素不足から重力不安定を起こし、五十億年後には太陽が地球軌道付近に達し、地球全体が溶けてガスになって宇宙空間に散っていくそうです。
◆氏は「それを私達は判る世界にいるが、《納得する》世界もあるわけで、そういう意味では宗教の持つ役割はますます大きくなるだろうと締め括られている。
◆別のサイエンス誌でも読んだが、宇宙には生命が存在できる星が多数あり、今後それらとの接触、交流についても研究されているようだ。
それらの星からの恩恵や共生による人類の生存の未来を探っているらしい。



って書いても、あんまりみんなには関係ないか。
良い子のみんなは毎日お腹いっばいご飯たべて、たくさんウンコして、楽しく日々をすごしていただきたい。