MAD3の高岡クローバーホールライブは本当に素晴らしかったです。
当初8月にライブ予定されていましたが、コロナ7波の真っ只中になってしまい、延期となり、10月に再企画され、これがタイミングよく北陸音楽シーンのコロナ禍から再出発のイベント的な意味合いをも持つ素晴らしい夜になりました。
MAD3はジャンルの壁を壊し、荒々しさの中に深い知性を持つ、芸術としてのロックンロールを継承発展させている本物のロックンロールバンドです。
私もMAD3結成されてからずっと聴いている1ファンで、アルバムもすべてコレクションしてます。
エディ・レジェンド氏は私が聴いてリスペクトしてきた伝説的海外アーティストの血脈を間違いなく受け継いでおり、日本人離れしたアーティストです。
私はロカビリーもキンクス、スモールフェイセス、プリティシングス、…etc、モータウン、サイケデリックやジム・モリスン、ジミ・ヘンドリックス、ブライアン・ジョーンズ、シド・バレット、アーサー・リー、…etc、プログレも、ハードロックも、パンクもハードコアも、ガレージ、グランジ、ヒップホップもマニアックに聴いていましたが、エディ・レジェンド氏はそれより遥かに深く広くDIGっており、身に付けておられます。
エディ氏と私は互いにダムドのファンで、エディ氏はダムドのキャプテン・センシブルさん、ディヴ・ヴァニアンさんと交流もあり、ダムドのライブでエディさんはギターも弾いておられました。
ダムドは単なるパンクバンドではなく、あらゆる音楽と芸術、サブカルチャーを盛り込んだ総合芸術バンドで、ダムドが好きな人はリテラシーが高いというバロメーターにもなってます。
あとパンクバンドだとデッドケネディーズのビアフラやキリングジョークなんかもインテリジェンスを感じますら、
そんなエディさんは芸術から映画、ファッション、サブカルまで深い造詣があり、まさに天才であります。
当然MAD3のアルバム群はどれも驚異的なクオリティで作り込まれており、カバーのチョイスも凄いです。
天才ギタリスト・エディ・レジェンドは当然の称号ですが、稀有の芸術家 エディ・レジェンドが最も相応しい呼称だと思います。
MAD3ライブのアンコールで二曲セッション（アンダートーンズのティーンエイジキックスとMAD3によるクリス・スペディングのギタージャンボリーのオマージュ、"guitar hero"をプレイ。多分エディさんが私のクリス・スペディング愛を慮りチョイスしてくださったのだと思います。当のエディさんはクリス・スペディングさん来日ライブのO.Aやっておられますからそれはもう凄いです）したのですが、ステージに入った瞬間に"3人が１つのカンバスに作品を描いてる状態をつくっている"ことが解り、音が出た瞬間に"音の最高の結集力"を魅せていただきました。
それはプロのバンド云々、轟音云々の次元ではなく、芸術家の表現そのもので、例せば3人でパガニーニのバイオリンソロを作ってみせるような次元で、「これは凡人には解り得ない境地、音楽そのものがギフテッドの人格」と悟りました。
長い歴史上、凡人が短い物差しで天才や神仏を測ろうとして過ちを繰り返してきました。
まさにエディ・レジェンド氏を測ることは凡人には不可能です。
もし近隣や職場、学校にシド・バレットやジム・モリスン、ジミ・ヘンドリックス、ブライアン・ジョーンズが居たらほとんどの人間が理解できないでしょう。
エディ・レジェンド氏はそんな存在だと思う。
互いに感じるなにかがないと解り得ないんじゃないかと思うくらい天才です。
私は心から「この天才を守り給え」と祈りたい気持ちで溢れます。
そんなエディ氏を支えるメンバー
ベーシストのチカラ君は硬派なカッコいいアーティストで、音まで人柄が出ており、イメージ的に不動明王的な存在かもしれません。
ドラムの薫さんはジャズドラムを彷彿させ曲によってスティックの握りも変えており、当日出演したドラマー全員が驚愕しておりました。緊那羅のようなドラマーです。
本当に素晴らしい夜となり、来場してくださったオーディエンスの皆様、出演してくれたバンドさんも大満足、忘れ得ぬ1日となりました。
MAD3さんとは近いうちの再会をしたいと思っております。
MAD3、エディ・レジェンド氏と同じ時代に生きてることに本当に感謝です！
出演してくれたバンドさんにも感謝！
ロッキンキャバレートーンズ
毎回最高のプレイをしてくれ、本当に凄いバンドです！
金沢から石川県トップミュージシャンがこの日の為につくってくれたバンド、ノワールサバト！
最高なベーシスト、ヒロッチ
寡黙で優しい凄いギタリスト、マスタのアニキ
写真がないけど（笑）とんでもない実力者、ドラマートールちゃん！
5to1のノリコ2000GT！
本当によいステージで素晴らしかったです。
またぜひこのメンバーでやってくださいませ！
スーパーバンドでした！
そして私達、The handsomeplayboys
ギターのシゲちゃん、ベーシスト、スマッティ河野君は多忙な中、スタジオリハーサルも少なかったのですが、本番は変わらずアッサムなプレイをしてくれました！
感謝です！
そして今回はドラムのダンさんがおやすみだったので旧知の女神、蠍ナミさんに助けてもらいました！
ナミさんはキャリア初のスタンディングスタイルのドラムで、短いリハーサル期間で凄いドラムを叩いてくれました。
本当ビックリです。
メンバーもオーディエンスさんからも絶賛でした。
またビジュアルがよく、ステージに4人並んだ時のナミさんのカッコよさは20歳の頃に白い特攻服を着てツーバス叩いてたナミさんのカッコよい姿とダブって見えました。
ナミさんは現在、富山ロックスに在籍しておりますが、在籍されながら、私とスマッティ河野君とトリオで年内に新バンドでデビューします。
乞うご期待！
ライブオファーも受付中！
この日は20代の若い人達が（1人は我が息子なんだけど）初めてMAD3を観にきて、いきなり最前でのりまくってた。
彼等には相当な衝撃だったみたいて、このインパクトが若い世代に拡がっていけばと思う。
ロックンロール・パンク系のライブの楽しみ方、ロカビリー系ライブの楽しみ方、ヒップホップ系の楽しみ方、弾き語りの楽しみ方、いろいろカタチがあるにはあるんだけど、当日は楽しんで、帰ったらライブで聴いた曲をまた聴いてもらい、その曲や作ったアーティストは誰の影響なのかどんどんDIGってくれて、知的なロックンロールを継承していってほしい。
とにかく、カッコだけ、口だけ、なんの向上心もなく、チンタラ惰性で生きて、人の陰口と僻みと、愚痴を言って、生きてるんだか死んでるんだかわからない、しょうもない人生をおくらないように。
人生で命の次に大事なのは智慧である。
自分の人生を生きない者に個性無く、個性なき者には居場所なく、君の代わりはごまんといる。
だから自分を生きよう。
最低偏差値は55くらいに設定して（笑）
またぜひ皆様、ライブ会場であいましょう。
ライブは素晴らしいです。
素晴らしいバンドに出会えます。
ぜひ会場で！
ナミさんの富山ロックス、私の 5to1、スランちゃんは10.23富山市クラブマイロでタケバンとライブです！
この記事を書いてる時に、ロバート・ゴードンさんが天に帰ったとの連絡がありました。
ロバート・ゴードンさんは私の中で大きな存在で、ロカビリーを演るときのリスペクトにサンプリングさせていただいてました。
ロバート・ゴードンさんがドアーズ、ジム・モリスンのタッチミーをカバーしているのを聴いた時は震えました。
ビリー諸川さんとロカビリー演る時は、私はロバート・ゴードンさんの隣のクリス・スペディングになりきりたいとプレイしていました。
ロバート・ゴードンさんのロカビリーは最高で、ロカビリーではない日本のあのアーティストもこのアーティストも実はロバート・ゴードンさんの歌い方、ルックス、ファッションを盗んでます。
私はこの数年は毎日クルマ移動の中で聴き、最近の動画を見つけるのが日課でした。
エディ・レジェンドさんもロバート・ゴードン&クリス・スペディング、ロバート・ゴードン&リンク・レイが大好きだったと思います。
心から哀悼の意を捧げます。
あちらでセッション仲間だったジョニーサンダースやS.R.Vとまた演ってください。
そしてまたこの世にスーパースターとして生まれてきてください。
最後にエディ・レジェンド氏との縁に心から感謝。
私もロックンロールキングダムの世界に住めますように。
Keep a Rock'n
thank you my friend.
