夜中にウェイトトレーニングしながら、wowowで10年前に放送されたドキュメンタリー"ラフィンノーズという生き方"を観てた。
何度もこの番組の録画を観ているが、観るたびに感じ入るものがある。
10年前は東日本大震災があり、世の中は混乱していた。
被災された方々、お亡くなりになられた方々、福島原発の問題、当時からまだ回復はしてない。
震災時期は当時在籍していたバンドの活動拠点が東京と富山だったので、震災直後にライブが入ってたり、プロレスの興行も入ってた。
震災直後から当時も自粛ムードで、ライブをやるとかプロレスをやるとかが難しい雰囲気だった。
プロレスの興行は後楽園ホールクラスのライブが一つ中止になると団体が1発で傾くので、延期から決済期間までの間に必ず延期興行をやらないと団体の死活問題だったので、なんとか開催に漕ぎ着けていた。
いまコロナ禍で、無観客試合とかやってるが本当に団体を維持されておられるのは奇跡だと思える。
内情は大変なことになっておられると思うので、ファンの皆様には更なる各プロレス団体の応援をしていただけたらと願っております。
ラフィンノーズさんの話しに戻り、
ラフィンさんのドキュメンタリー撮影時期くらいに私の在籍していたバンドはライブがよくラフィンさんと一緒になる機会があり、初めてラフィンノーズさんとのライブの日も初対面なのにチャーミーさんと当時ドラムのkyoyaさんと楽屋にずっと一緒で、全然気取らずフランクな方々なので音楽の話をしてました。
ponさんは特に社交的で、私達が渋谷のチェルシーでライブの時も観に来てくださってました。
チェルシーではストラマーズと対バンで、亡くなられた岩田さんと最後のライブになりました。
他にもいろいろあるんだけと、その10年後にまたコロナ禍で音楽やプロレスが厳しい立場に追いやられ、なくなるバンド、なくなるプロレス団体、辞めてしまうミュージシャン、辞めしまうプロレスラー、たくさんおります。
ライブハウスも全国あちこちで閉店していっております。
コロナは他人に感染させる厄介な疫病なので、エンタメジャンルには震災直後より更に厄介で、関わる方々は大変シリアスな状況にいます。
感染対策を施し、安全確保の%が第一波より経験値を高めているので、なんらかのカタチでライブなり興行なりをできるのなら、プレイヤーとしてはやった方がよいと感じてますし、エンタメはまさにライブで、いまこの年齢、このタイミングではないと表現できないことが多々あり、それの積み重ねがアーティストを成長させるので、その一回が減っていくことはアーティストクオリティとアーティストの寿命を縮めることになり、プレイヤー個人としても社会的な文化としても"死" や"end"に向かって加速しているなと感じてます。
誰にも解決方法がわからないのですが、もしライブやイベントが安全確保されていて観れる状況なら、観ていただけたらと思う。
そのバンドや、アーティスト、プロレスラーは2度と見る事ができない確率がコロナ禍前より凄く高いです。
まさに毎回一期一会。
敬愛するラフィンノーズさんのドキュメンタリーをまた拝見していろいろ感じ入った次第です。