矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

脇役

主役は生まれつきの資質できまる。
芸達者な脇役がその主役を支え映画ができる。
映画「仁義なき戦い」はその絶妙のバランスを持っていると思う。だから日本映画史上最高の仕上がりになったのでわ。
主役の威光があってこそ脇役の長年の努力が光るのだろうし、脇役の献身的な猛演技に主役は光らせてもらってると思う。
ただ人間はエゴで現実を認めたくない生き物である。
脇役が仕事ができるからといって勘違いしてしまい、脇役だけで映画を作ったって「インディー」にしかならない。
映画界はそれをよくわかっている。

主役は生まれつき主役だし
脇役は生まれつき脇役である

頭のよさ
容姿のよさ

人間は生まれつき
「身分階級制度」を背負っているのようなものだと思う。
そしてそれに逆らうことはできないと思う。
そう思うと人生は馬鹿らしいような気もするが、
清濁併呑することができるなら
そんなことも乗り越えてしまうだろう