11.2はJOE ALCOHOL さんと高岡市MANALANICAFEでライブでした!
たくさんの御来場と大変な盛り上がりで、泣いておられるお客さんもおられました。
JOEさんはアコースティックライブなので(アコギではなくグレッチのアニバーサリーを弾いておられました)バンド・ワンダフルワールドとはまた趣きの違う、イギーポップのアコースティックスタイルを彷彿させる味わい深く尚且つ、明らかにフォークアコースティックとは全く違う次元のロックなグランジなライブでした。
JOEさんの曲は歌詞とコード展開が素晴らしく、ワンダフルワールドの時はハードコアというか1960年代のストゥージスがそのジャンルの前に呼ばれたオリジナル"ヘビィメタル"なサウンドとアーリージャパニーズハードコア時代のサウンドと1990年代のグランジを混ぜ込んだバンドサウンドに歌詞が溶け込み一体化してますし、アコースティックの時はシンプルなギターサウンドにガラスの破片だらけの坂道を裸足で歩く少年のようや歌詞が浮き彫りになり、そのライブは熱く冷たい独特の世界を作られます。
また歌声が個性的で、"あ、JOEさんの曲だな"とわかるオリジナルな存在感があります。
これは凄いことで、上手いボーカルはたくさんいますが、ジョニーロットンやエルビスプレスリー、ジムモリスン、イギーポップ、のような"この人しかいない"という、上手いことの価値観を遥かに超えた誰も代わりになることができない存在感です。
それはどの音楽家も芸術家も目指していることです。
かなり前に代々木でアコースティックスタイルでハセシューさんとライブされた時に対バンさせていただいたのですが、その時のJOEさんのアコースティックギターとボーカルは衝撃的で、満員のお客さんがどよめいていました。
私もその後、JOEさんの真似してグレッチのアコースティックギター ランチャーを買いました。
写真のアコギが私のグレッチランチャーなんですが、リップクリームのステッカーが貼ってあります。
これはたまたまリップクリーム好きな私がステッカー貼っていたのですが、JOEさんのワンダフルワールドは"令和のリップクリーム"を意識されているという、偶然な話が出て驚いておりました。
打ち上げでも音楽の深い話をしていて、"パンクのサウンドのパワーはHIPHOPのサウンドにも通じており、私の好きなkilling jokeなどのサウンドも現代のブラックミュージックに影響させてるんじゃないかな?"と私がのたまったら、なんとJOEさんは新しいkilling jokeの曲を愛聴しておられビックリしました。
たぶんJOEさんとは世代が近いので、ミュージックエクスペリエンスが同じなんじゃないかと思います。
そんな感じなので、MANALANI CafeライブではJOEさんとトークしながら、お話しの流れで即興でセッションしたりしたのですが、それがまたナチュラルな流れで大好評でした。
簡単なリハーサルではまた本番とは違う曲をやっていたのですが、 5to1のノリコもまじえてイギーポップのサーチアンドデストロイなどもやってました。
本番、リハともにJOEさんの超レアなカバーをやっておりまして、ライブに来た方々は宝くじに当たったくらいのラッキーライブでした。
そしてJOEさんの新しいアコースティックアルバムGLORY DAYSとワンダフルワールドの7インチバイナル"Electric"を拝聴しましたがまたこれが素晴らしい作品です。
ワンダフルワールドのElectricはスピーカーがぶっ壊れたのかと思うようなダーティークレイジーサウンドでぶっ飛びます。
レコーディングミックスはこれがまたわたくしの好きなバンド、Young parisienのギタリスト、ケイジロンソンが担当しており、期待通りクレイジーなミックスで痺れました。
ケイジロンソンはかなりのギタリストで、その耳とセンスの良さはずば抜けてます。
こちらはJOEさんのアコースティックアルバム、GLORY DAYS。
イギーポップの2017発売のソノシートAsshole Bluesを彷彿させる素晴らしい作品です。
このジャケット写真がまた奇縁で、フォトグラファーはYoung parisienのツネグラムサムさん!
ツネさんはライターもやっておられます。
ツネさんはプロレスファンでDOLL誌があったころL.A.M.Fのパンツをはいた私を1ページインタビューしてくれて、たぶんDOLLに載った最初で最後のプロレスラーになったと思う。
そんな不思議な奇縁が続くJOEさんとの繋がりでございます。
JOEさんとはアルバム、シングル、ライブでも取り上げておられるニルバーナ、グランジについてまた語りたいと思っております(トークセッションの時は時間の関係で話せなかった)グランジについてはJOEさんはシドビシャスがエディコクランをやったようにオールディーズとしてのグランジ、カートコバーンと捉えておられます。
私もグランジ誕生から30年超えてオールディーズだなと認識しております。
しかしグランジはまだDIGるとこ大きく、そこらへんを次回のJOEさんアコースティックライブでお話しできたらなと思いまする。
ライブ会場と主催ののMANALANI Cafeユッコさんありがとうございました!
よきライブになり本当に私も一生の思い出になるよきライブに参加できて感激しております。
打ち上げの料理もユッコさんとノリコが手料理を用意してくれて皆喜んでいました。
ありがとうございます!
打ち上げに居た私もその才能と見る目に一目置くパンクス、ジョリーンのハイヤー、ゾモス君、剛君が居たことがまた良かったです。
マニアックでロックやパンクの大事な部分の話をJOEさんと共有できて、本当に素晴らしい夜になりました。
そしてなにより御来場の皆様ありがとうございました!
素晴らしい夜をありがとうございました!
またぜひにおこしやす!
ありがとう!
#JOEALCOHOL
#矢郷良明