矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

sleeping

◆試合後、都内のホテルで爆睡していた。
東京・千葉に滞在中は下痢ばっかりで出歩く気力もないしトイレを探して歩くのにも億劫でホテルに缶詰だった。
独り旅は自分の好きな音楽が聴きたくなる。
旅が多いと必要ないと思っていたiPodとかの重要性を理解できた。

荷物になるので捨ててもよいような雑誌週刊誌を買ってホテルで読んでいたが、本当に内容が薄い。
プッシーキャットドールズのビジネス展開の記事は面白かったが。
日経新聞の方がマシ。

テレビでthe brilliant greenを観る。
トミー・フェブラリーとかも観ていた時からこのボーカルのお姉さんは気になる存在。
絶対変わり者だなと思っていたがその通りだった。
このバンドもベーシストがコンポーザー。
トミー姉さんの旦那さんでもある。

千葉でPARCOに行った時に楽器やさんに寄ってヘフナーのバイオリンベースを少し弾いた。
本物だからいい音だった。
なんとなくTHE BEATLESの曲を弾いてたら「ベーシストは指弾きできないとベースが弾けるとはいえない」と雑誌で読んだのを思い出す。
確かに指で弾けた方が表現力が高くなる。
自分はある時期からピックでは弾けなくなった。
でもスラッピングも好きではない。
でも音楽に決まった形はないので個人の趣向だから「こうしなければいけない」と押し付けがましいコトは言わないが。

ある役者さんのインタビューを富山から持参した本で読んだが面白かった。
その役者いわく「役者は普段の生活から変えないと人間の深みが役に出ない。役は演じるのではなく、自分の内面から滲みでるナチュラルなもの。そうじゃないとリアリティと説得力が出ない」と含蓄ある言葉が印象的。
演技メソッドスタニスラフスキーシステムというがあるが、それは役者さんが言ったことと合致する。

でも大前提としてブサイクがモデルをできないのや、バンドのボーカルはルックスが良くて声が良くないとダメなのと同じで、役者さんは生まれつきの才能の部分の比重が高いので、まずその時点で振るいにかかっている。
その「振るい」にかかって残った人がメソッドを学ぶ権利を得るのだが、この「振るい」という機能は重要だと思うが、民主主義には反するようなコトなので声を大にしては言えないので、おかしなコトが起きたりおかしな人が現れるのだと思う。
役者さんは難しい世界だとつくづく思う。