矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

今日のキャプテンハーロック

★朝から掃除
★昼から空手教室を指導
左上段回し蹴りの効果的な蹴り方を練習。
未就学児にスイッチミドルを教えていたら15分で蹴れるようになった!
その子の親の35歳三児の母親がアデミールダコスタばりの変則上段回し蹴りを蹴れるようになった!(笑)
★今年は女性も子供も試合に出場させるつもりだ。
★ウエイトトレーニングする
全身やる。
若い会員さんといろいろ話ながらトレーニングしていた。
県外からこられていて富山の大学を卒業されそのまま残っておられるのだが、とても気の優しい子ながら、芯はポジティブないい人材である。
就職が見つからなくてバイトしておられるのだが、頭も心も容姿も人並み以上なのに学生時代に専門に学んだことがマッチングする職が見当たらない。
ここらへんに今の日本の歪みが見えるような気がする。
彼のような優秀な人材はまだまだたくさんいる。
まともな会社なら『いまが人材確保のチャンス!』と発想するはずだが、
田舎の三流企業は人畜無害な個性の薄い人間を消耗品感覚で採用している。
しっかり勉強してきた大卒の方で就職が見つからない人は自分を卑下することはないとおもう。
★サウナに入りながら浅羽通明氏のアナーキズムを読む。
セックスピストルズやジョンレノンのイマジンを題材にしたり漫画キャプテンハーロックを題材にアナーキズムを判りやすく解説しておられる。
★私は前々からアナーキズムについて興味があり、バクーニンから入り、大杉栄石川三四郎、そして福沢諭吉などを読んだ。
そしてそこでは辞書でアナーキズムを引くとでてくる「無政府主義」などという陳腐な言葉とは全く違う本質を知る。
アナーキーとは高度な知識と人間性を兼ね備えた人間が個々に自立共生して行くというある意味、夢想的なものだと解釈していたが、本書もそのような感じで書かれている。
まだ読んでる途中なので断言しないが。
アナーキズムは組織したり、思想ディベートする時点でもうアナーキーではない。
それはテロリズムである。
★キャプテンハーロックの歌が引用されていて「♪君が気に入ったならこの船にのれ♪」
という歌詞がアナーキズムを端的に表していると書かれているが、私もキャプテンハーロックは大好きでこの歌をよく口ずさむ(笑)
ハーロックはアナアキストだろう。
アナーキズムを判りやすく知りたかったらキャプテンハーロックを観ればいい。
前田慶次郎も本質的にはアナアキストだろう。
彼は義と友宜を通す為、組織(とはいっても当時の上杉は少し大きなアルカディア号みたいもんだが)に助太刀し晩年を送ったが。
★功を成したい、地位や名声が欲しい、金が欲しい、人の上に立ちたいという
ガツガツした俗物にはアナーキズムは理解できないだろう。
そういう客観で測られるものを嫌い、高度な主観で生き、『時間を楽しむ』人々こそ精神的アナアキストではないか。
★ときには放浪人だったり、自由人に映ったり、アウトロウに映ったり。
総じて『行く先知れずの今日を旅してる』ような人々がアナアキストの姿だろう
彼らはアタラクシアを見たに違いない。
アナーキーは私の理想である。
まだまだアナアキストと言い切るほどではないが。