矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

鶏口牛後

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"寧ろ鶏口と為るも牛後と為る勿かれ"


史記蘇秦


たとえ小さな鶏の口になっても、大きな牛の尻になってはならない。


 秦帝国が成立する以前、中国は有力な七つの国に分裂していた。

思想家・蘇秦は韓の国に赴いた。秦の軍事力が隣国の韓を圧迫し、韓は秦に下るか対抗するかを決めかねていたからである。蘇秦は王にこう説いた。
 大きな「牛」の尻に付き従うようなことはせず、「鶏」のように小さくても、その口(主導者)になる方がよいと。

大きな牛とは秦のことである。

 

長いものに巻かれるのではなく、自主独立の気概を抱く。そうした人々に大きな勇気を与える言葉である。


除虫菊の栽培から渦巻き型の蚊取り線香を発明した上山英一郎は、シンボルマークに鶏を採用し「金鳥」を商標登録した。

「鶏口牛後」を信条としたからであるという。