The handsomeplayboysにて活躍中なわたくしです。
ロカビリーのギターって大変難しいです。
音作りから難しく、アンプはチューブアンプ必須でフェンダーの59ベースマンリィシューか最近入手したホットロッドデラックスのカスタム、これまた某プロギタリストから私に流れ着いたカスタムされたマーク・サンプソン製the twin、大箱の時はスーパーソニックのヘッドを使ったりしてます。
エフェクトはケンタウロスのバッファがよい音なのでケンタウロス(もしくわケンタ系)をoffで繋いで、デジタルディレイとアナログディレイを超ショート設定にして繋いでます。
アンプにリヴァーブがついてるフェンダー機種を使う時はリヴァーブをメインにしてディレイをケースバイケースで使います。
いろいろなメーカーのアンプを買って使いましたが、リヴァーブやトレモロが素晴らしいのはフェンダー社のアンプだけで、他社はよくないです。
他社のアンプは借りたものですが、ハイワットデイヴリーヴス(ハイワットでもDRの表記あるもの)やマッチレス、バッドキャットのマーク・サンプソン期のもの、ハワードダンブル(これは新宿で泊まる時にいってた楽器屋にあったのを行く度に弾かせてもらってた)が凄くよかったです。
アンプはスピーカーも重要でセレッションに変えてます。
サイズも15とか12とかの方がローがでてよいです。
ギターはThe handsomeplayboysではグレッチを使っておりますが、シングルコイルピックアップのダイナソニックが搭載された6120とホワイトファルコンをメインに使ってます。
ジーンビンセント&ブルーキャップスの初期ギタリスト、クリフギャラップの音が好きなのと、元々、ソリッドのギターもシングルコイル搭載のものを好んで弾いており、(特にP90ピックアップが1番好みの音を出してくれます)
他のグレッチもリアかフロントにシングルを配しており(グレッチはほぼTV JONES製に換装)持っているグレッチで完全にハムバッカーのフィルタートロン搭載機は一本だけです。
バンドでギタリストが2人とかレコーディングでギターを何本かオーバーダブするときはハムバッカーはよいと思います。
歌ものバンドでバッキングするならハムバッカーの方がバンドや歌に馴染みやすく、弾く側も楽です。
ギターの中身の配線はトーンを外してストレート配線にしてあり、よりフルアコ鳴りを押し出す配慮が施されてます。
ギターソロではピックアップポジションチェンジで対応するようにしてます。
センターポジションでバッキング、オブリをソロパートやテーマ部分は曲調によってリアかフロントに変えます。
あとは右手の強さで音量のコントロールをしてます。
これはロカビリーの時だけでなく、どのジャンルのギターを弾くときも、指弾きでもピック弾きでも、ピッキングアタックを歌のバッキングで5割、ソロ・テーマで8割くらいの力で弾いてます。
基本、ギタープレイでパワー10割で弾くことないです。
これ、格闘技やスポーツでも同じで、8割の力がマックスの設定にするとパワー・スピード・テクニック・メンタルが100%発揮できるのです。
あとはアコギ弾きみたいに肘からしたの上下運動で弾かないです。
アコギ弾く時も盛り上がる部分以外は肘下オルタネイト弾きを使いません。
弦楽器も打楽器的な部分が多く、太鼓は皮を張ってますが、ギターやベースは弦が張ってあるので、ボクシングのパンチを打つみたいに(タトゥーイングっていいます)鳴らすようにヒットしにいってます。
肘から下を振るより、手首のスナップを意識して弾くとナイスなサウンドになると思います。
そもそもロカビリーギターはまずコードを掻き鳴らすことがほとんどないです。
ジャズとカントリーとブルースがくっついたような音楽なのでとにかく繊細で、ソロパートも特殊で複雑な組み立て方をしており、メジャースケール派ギタリストやブルースペンタトニック系ギタリストは自身のスタイルだけではソロを組み立てられず、大変難技です。
ロカビリーギターは指が多用されるギャロッピング(トラヴィスピッキング)が多用されます。
このテクニックはかなり難しいのですがスコッティムーアやマールトラヴィス(この方は親指と人差し指しかつかってないです)を研究すると引き算されたよい感じになるのではないか?と研究してます。
あとはフィンガースタイルは個人の弾きやすいスタイルでよいんでないかと思います。
ブルースギタリストでもフィンガーピッキングする方おられますが、ジョニーウィンター(トラヴィスピッキング)さんもカッコいいですし、最近のジョンメイヤーさんも自由でカッコいいです。
ジョンメイヤーさんはスタイルではなく、歌を伝える為に自然に生まれた指弾きな感じで、ギターが凄く歌に寄り添ってます。
The handsomeplayboysはアルバムを出して雑誌にも取り上げていただき、知名度があがって来ておりますので、すっかり私もロカビリー系ギタリスト的な仲間に入れていただいて恐縮しております。
とにかくロカビリーのギタープレイは大変難しく、ロック系ギタリストには鬼門でございまして避けておられるプロギタリストも少なくないのです。
とにかくまだまだ探求、練習しないとあかんのでございますが、私の好きなギタリスト、クリス・スペディングさんや澄田健さんはあらゆるジャンルを高いレベルで弾きこなし、尚且つロカビリースタイルもトップレベルで、私もかくありたいと精進しております。
頑張れ俺。
クリススペディングさん
澄田健さん
私のフェイバリットなギタリストさんご紹介↓
そもそも私がベーシストからギタリストに転向したのはジミヘンが弾きたかったからで、ギターのスタイルから音作りまでほとんどジミヘンから学びました。
ワウペダルはエフェクターでなく楽器の1つと学んだのもジミヘンからで、ファズもオクタビア系しか私も使ってないです。
とにかくジミヘン最高です。
スティーヴィー・レイ・ ヴォーン
これまた私がギターを真剣に弾くきっかけは スティーヴィー・レイ・ ヴォーンさんで、いろんなことを学びました。ジョンメイヤーさんも初期は スティーヴィー・レイ・ ヴォーンのクローンです。ブルースロックギタリストの最高位におられます。
ブルースロックを弾く時は空間系エフェクトを使いません。
空間系をつかわない方がよりストレートなサウンドになりエモーショナルなプレイになります。これはS.R.Vから学びました。
ウェイン・クレイマー
60sブルースヘビィロック、ガレージロック、パンクロックギタリストの元祖のギタリスト。
MC5のギタリストで、ロックンロールの大事なことはすべてウェインクレイマーさんのギタープレイにあります。
ローリングストーンズのリードギタリストで、デッカレコード時代までのローリングストーンズの総てだった方で、1960年代のロックをジミヘンとジムモリスン、ジャニスジョップリンと作った人。
ジョニーウィンターさんのアルバムでブルースを学びました。
白人でアルビノで黒人以上にブルースだったギタリストです。
ラッパーで例えたらエミネムみたいな存在だったのかも。
ロバート・フィリップ
10代の頃にプログレにハマっていて、キングクリムゾンが好きだったのでかなり聴き込みました。
ピンクフロイドのディブ・ギルモアも好きですが、ロバートフィリップのキチガイぶりにひかれました。
キングクリムゾンの名曲レッドを若き日のブライアンセッツァーが完コピしてた話は有名です。
ミック・ロンソン
ミックロンソンさんは1970年代で最も重要なギタリストで、プレイも素晴らしく曲も素晴らしく、彼がいなかったらデビットボウイもいなかっただろうし、後のメタルギタリストの神、ランディローズも、パンクギタリストの神、スティーブジョーンズも、もう1人のパンクギタリストの神、ミックジョーンズも産まれなかったと思います。
スティーブ・ジョーンズ
ブライアンジェームスはダムド、1st、2stアルバムのギタリストで、ウェインクレイマー直系なギタリスト。
ダムドの地獄に落ちた野郎どもは永遠のアンセム。
このアルバム収録のニューローズをラジオで聴いて人生が狂いました。
二代目ギタリストで1st、2st時代はベーシストだったキャプテンセンシブルがイニシアチブをとった3枚目アルバム、マシンガンエチケットも最高のアルバムです。
ここからはGOD、サタン級のギタリスト↓
もうジャンル関係なくロックギタリストの最高のサタンギタリストはジョニーサンダース。
鮎川誠
鮎川誠さんはロックの権化。
もはや信仰に近い尊敬を私は持ってます。
矢郷良明ギターヒストリー↓
20代の頃から使ってるオールドギター
ダンカンのピックアップに変えてオレンジドロップのキャパシタに交換してある
ダンカンのリップスティックPUでトレモロレス。オレンジドロップのキャパシタに交換。
弾きやすく音もパキッとしてます
これはアメリカから取り寄せた25年前くらいのジミヘンモデルで版権の問題で一年間しか作られなかった。
ネックは貼りメイプルでピックアップも位相が逆で音がまんまジミヘン。
ノーマル状態でもうよい感じ。
レフティのストラトはもう一本もっていて、1990年くらいのフェンダー。
これも音が凄くよいです。
オレンジドロップキャパシタとかいろいろいじってあります。
ギブソン2010ファイアバード
これはミニハムだったのをレスポールJrとクリススペディングさんのワンハムのフライングVをオマージュして、金沢のエクストリームギターさんにてダンカンP90ピックアップ1発にカスタムしてもらった世界で一本だけのギター。
パンキッシュなバンドにピッタリなサウンド。
これは1990年代のもので、ピックアップはダンカン、オレンジドロップキャパシタ、ベルデン配線に交換
このギターは音が万能で使い勝手よいです。
これはミッシェルガンエレファントのアベフトシさんモデル。
いまは持ってないです。
ジョニーサンダースさんトリビュート。
ダンカンのピックアップ、バンブルビーキャパシタ、ベルデン配線になってて抜群のサウンド。
The handsomeplayboysアルバム収録、エディ河野君曲のバッキングとソロはこのギター。
もう一本1985bunny製のレスポールJr TVを持っていて、これにはクリススペディングさんのサインがしてあります
freedom custom guitar research ストラトキャスター
年式がわからないんだけど素晴らしいギターで、音がフェンダーのオールドみたいなよき音。
日本メーカーのオーダーギターで、ステンレスフレット、ラッカーボディ、オレンジドロップキャパシタ、ベルデン配線などオリジナルからカスタムされてる。
持ってるギターで1番よい音がします。
MOMOSE ジャズマスター
ジャガーやジャズマスターなどフェンダー変形ギターを物色していた時に、freedomのギターで日本工房ギターの素晴らしさを知り、入手した現在のロカビリー以外でのメインギター。
この2年くらいグランジのオマージュを意識していて、 Sonic Youth のサーストンムーア、ダイナソーjrのJマスシスを意識してたこともありジャズマスターをメインギターに。
音がクリーンからファズまでブレずによい音で、理想としていたものと合致していて、本当に素晴らしい一本。
配線、キャパシタはオリジナルからすでにカスタムされている。
グレッチシリーズ↓
全部ストレート配線、スパーゼルに交換してあります。
グレッチ6120キーススコットモデル
1990年代後半の個体であまり出回らなかった珍しいギター。
ディアルモンドピックアップ。
デュオジェット寄りなギターサウンド。
ロカビリースタイルでのメインギター。
グレッチ7594ホワイトファルコンダブルカット
2000年代の個体。入手した時は状態が悪くかなりリペアした。
おまけにセンターブロックが入っていて、ボディも薄くセミアコみたいな感じ。
フィルタートロンからハイロートロンに換装。
音がもやっとしていてイライラするが(笑)歌もののバッキングだとでしゃばらずよき存在。
いまこれもメインでつかってる。
グレッチ6120チェットアトキンス
1990年の個体。これも入手した時に状態が悪くいろいろやりまして、いまフロントピックアップをTV JONESクラッシック、リアをマグナトロン(外見がフィルタートロンで中身がシングルコイル)にしておちついてる
グレッチ7593ホワイトファルコン シングルカット
これはダブルカットと同じくらいの年に入手した2000年代の個体で、音もよく使いやすい。
ハードコアバンドのギタリスト時代にメインにしていたギター。
ピックアップは去年フロントをマグナトロン、リアをスーパートロンに替えた。
替えてからライブはまだ未使用。
グレッチ6120ホットロッド
2010年前後かと思われるブライアンセッツァーホットロッド。
マットブラックのレアカラー。
さすがブライアンセッツァーホットロッドを名乗るだけあり音の明瞭度がハンパなく、ボディ鳴りも素晴らしい。
TV JONESピックアップがついてる。
これも万能なギターでマルチな使い方できる。
ボディに映画エルトポのステッカーが貼ってある。
アコースティック↓
Gibson カスタムショップ
SJ-150 2002年製
スーパージャンボSJ-200の廉価版として発売されたが数がほとんどなくこちらの方がレアになった個体
イギリスから東京の知り合いのギター屋に入ってきたのを連絡もらい即入手。
素晴らしい音。
凄く乾燥していて軽く、メイプルの虎目も凄い。
元々はニックロウさんの機材だったそう。
2002年の個体。
SJより一回り小さいですがグラマラスなボディで音も柔らかくよいギター。
おしまい。