2.19 SMASH 25 TDCホール大会は素晴らしい大会だった。
会場は満員で、お客さんの雰囲気もポジティブで、リング上と客席の一体感は、まさにライブだった。
特にセミ、メインは、なんのギミックもない、付加価値もない、純粋なウィスキーの原液のような試合で、説得力抜群だった。
これからのTAJIRIさんチームの幸先の良さが抜群に発揮されていたように思います。
メイン後、デーブ・フィンレーさんが、
“いつでもまた、俺を呼んでくれればいい。
キープレスリングクラッシック!”
と言っていましたが、
これこそが、SMASHでTAJIRIさん達がやって来たことであり、これからもTAJIRIさん達がやっていくことなんだと思います。
人と人とのつながり。
プロレスリングの伝統を護り、受継ぐこと。
人々をエンターティンすること。
とにかく素晴らしい、興行にしっかりした思想と哲学をもった大会でした。
同日に興行が重なっていた2.19は、観ていませんが、各大会でそのプロモーションの個性を発揮していたのだと思いますが、そんな中で、ギミックなし、ストレートなレスリングイベントで会場をフルハウスにし、成功したSMASH 25は、プロレスの未来を、シンプルなカタチで1番大きく魅せてくれたのでは?と思います。
その歴史的な瞬間にファンの皆と立ち会えた私は幸せでした。