さよならマーロン号
◆マーロン号が車検だったのでバイクやさんに持っていく途中、街中で突然エンジンがとまってしまった。
セルもまわるしキックも大丈夫なんだが、エンジンの圧縮抵抗がまったくなく、「終わった」雰囲気満載で、車検予約したバイクやさんに連絡したら昼間で誰もいないとかでとりにきてくれなくて、バイクやさんまで40分以上かけて押して持っていった。
汗と疲労とバイクが終わった感でぐったりしながらようやくバイクやさんに到着したら、やはりエンジンが終わっていてエンジンをバラすか載せかえるかとなったが、マーロン号はかなり古いエンジンなので流用・代替えパーツもなく、エンジンもオークションに出ているのは同じような年代のリスキーなコンディションのモノばかりで、オーバーホールするかの選択になったが、今度はマーロン号のエンジンが古いくせにメカニカルでオーバーホールするにはリスキーすぎると言われて、おまけに改造してあるから車検に通らないってなり、治して車検を通したら新車と同じ価格になることが判明し、どうするか後日連絡することにしてマーロン号はバイクやさんに置いてきた。
このバイクやさんは親切で信頼できるメカニシャンなので、この人達が「オーバーホールはリスキーだ」というのだからかなり面倒くさいことになってるのだと思う。
無茶は言えない。
マーロン号が私のもとに来てから、かなりエンジンを回したスピード走行していたから、寿命がきたのかもしれない…。
あまりのショックで1日仕事しなかった。
トレーニングもせず、ギター弾いていた。
本当にショックである。
◆単車はメーカーやブランドで乗るんじゃなくて、出会った時に「ピン」とくるフィーリングや、乗った時のフィーリングが自分は一番重要視していて、それが単気筒エンジンばかりだった。
尚且つ単車自体に「無国籍」「名無し」って感覚を求めているのでマーロン号がピッタリだった。
自分の誕生日にやって来た奇縁なるマーロン号は年老いたマシンながら、自分に有り余るイマジネーションと解放をもたらしてくれた。
自分には単車から得られる感覚が必要であるし、マーロン号は輪廻するのだと思っているので、明日からマーロン二世を探さなければならない。
マルコとアメディオの旅みたいに。