我が意のままに
◆前田慶次郎についての新しい本が売っていたので、大阪からの帰りの車中で読んだ。
表紙のチャラさと値段の安さからいい加減な本かと思ったが、さすがPHP、内容は既出が多いながら真面目に作られていた。
久しぶりに慶次郎について読んだらとても良かった。
傾き者ってのは派手な格好が真髄なんじゃなくて、生きざまである。
高度な文武両道であり、
権威に媚びへつらわない、
馬鹿な徒党は組まない、
価値のないことはしない、
礼節を持ち義は通すが、義のない者には容赦しない、
金銭に執着しない
生きることに執着しない
実は他人の為にこそ生きることこそに価値を見い出している
ってのかバサラや傾き者の生き方である。
だから前田慶次郎や北斗の拳の『雲のジュウザ』は知識層に人気があるのかもしれない。
誰もがそうありたいと憧れるが、自由ってのは不自由なもので、その現実にほとんどの人が心を折ってしまうのだ。
それは憧れる彼等が自分達の人生に期待しているからだと思うが、思っているほど人生は素晴らしいものでもなく、無常なものなので、人生に執着をすて、現実を受け入れたら、傾いた生き方もできるやもしれない。
『風の上にありか定めぬ塵の身は、行衛も知らずなりぬべらなり』