矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

ファミレス文化

◆私は立ち技格闘技の練習において、首相撲や、組み打ちも本当は打撃の純度を落とすから嫌いなので、シンプルにパンチとキックだけをしっかり身に付ければよいと思ってます。
ある程度(どの程度かは難しいが)できたら、首相撲や組み打ちを覚えたらよいと思ってます。
◆人は対峙したとき、打撃による痛みへの恐怖心からすく接触したり、組み付いたりします。
これが打撃を身につきにくくする元凶でして、高い水準の打撃を覚えるなら、組み付きを無くしたルールで練習しなければダメだと思います。
人は『楽していい目を見たがる』ので、「痛くなくて強くなる技術がありますよ」と言われると、絶対そっちに逃げます。実際は強くなった気分になるだけで、強くはなりませんが。
やっぱり一芸を極めるような稽古をしたほうが人間形成にかなりのプラスになると思います。
◆技術はシンプルになればなるほど、難しく、得がたいものになるのですが、
前に友人の新井田君と話していて彼が、「技がたくさんあると定食屋の料理みたいに中途半端になりますね」
と言っておられた。
これはまさに的を得た表現で、ファミレスや定食屋のメニューには、ステーキからキムチから豚汁からカレーまであるが、食べれるけど旨いわけじゃなく、とりあえず腹を膨らますような代物ばかりで、
中華料理店やフランス料理店、ステーキハウスのような味へのこだわり、品格がありません。
◆他の業種で喩えると、スポーツメーカーのナイキは競技スポーツ関係商品以外を作らないようにして、そのブランド力を保ってます。
トヨタはブランドイメージを高めるため、軽四輪をダイハツに作らせて、決して自社からは発売しません。
これはブランディングということなんですが、下品に余計な物を作ればブランドイメージを傷つけ、メイン商品のイメージ価値も下落し、商売もままならなくなりますが、
一番の問題は
高尚文化が廃れてしまうことです。
◆金が儲りゃなんでもいい、勝負は勝てれば手段を選ばず、という発想が幼稚で下品なのです。
この考え方が文化を退化させているのです。
◆世に惑わされること無く、一芸を極めるように精進し続ければ、道は開けると思います。