矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

アレキサンダー

★アレキサンダー大王についての本を読む。そこには神懸かり的な聖者と俗な大衆の差と、そこに生まれる先駆者の孤独が垣間見れる。
★アレキサンダーはインダス川を渡りインドの大平原をみたとき突然引き返してしまった。故国マケドニアを出発して八年、アレキサンダー大王は大いなる理想を持ちながらも、味方の将兵たちの保身の心からその進行は断ち切られた。
アレキサンダー大王は世界の人々を「ギリシャ人以外は蛮族」という発想を捨て、同じ人間として考え人類統合を考えたのだ。
アレキサンダー大王はエジプトで“人類は一つである”と啓示をうけたのが発端になり、その実現を使命としていった。
しかしその実現は叶わなかった。
味方の将兵達は目先の侵略と富しか理解できず大義が見えないため、あまりの遠征に疲れてしまい歩みを止めてしまったのだ。
アレキサンダー大王はさぞはがゆく、悔しかっただろう。
そして将兵達の浅はかさに悲しみを抱いたであろう。
結局アレキサンダー大王の心の次元に将兵達はついていけなかった。
★どんなに忠誠を誓っても、信頼しあっても、個々の人間の成長の歩みが合わなければ大事は成し遂げられないとい。
組織や人間関係は難しいものだ。
結局、人を繋ぐ信仰的なものがないコミューンは、
ずば抜けた天才の独裁か、凡俗な集団の低俗な民主主義しか組織はなりたたないのではないだろうか。