非池中物
★『ちちゆうのものにあらず』と読みます。
三国志で周瑜が劉備についていった言葉。
★ちらちらと三国志を読んでいた
「劉備はきっと、漢の民を興します」。小説『三国志』(吉川英治作)の冒頭である。 漢王朝の血を引く主人公の玄徳は、理想主義者である。民衆に根ざした政治を夢見るが、優柔不断な性格で、乱世に打って出る心が弱い。織物の商いで細々と暮らす日々。 盟友の誓いを交わす張飛、関羽も、完全無欠ではない。張飛は、生命力の強い豪傑だが、軽薄で荒っぽい。関羽も信義に厚いが、真面目な性格から損をすることもあり、寺子屋の学者に甘んじていた。 弱点も多く、乱世に埋もれていた彼らが、なぜよの英傑として名を馳せたのか。
それは互いの短所を補い合い『団結』したからである。
互いの短所ばかり見て批判するより、
「人間は短所と長所を併せて一つの人格」ということを理解し、受け入れ合って一つの目標に向かったから同志となり、乱世の英傑となりえたのだろう。
組織として燻る「非池中物」の方々に足りないのはこういう部分ではないだろうか?