遂に待ちに待った日本ロカビリーの帝王、ビリー諸川さんの来富、ライブが開催されました!
ライブ前日に富山入りされ、わたくしのラジオ番組にゲスト出演してくださいました!
もはやこの時点で、意気投合させていただき、音楽のお話や野球のお話、プロレスのお話など大変楽しくお話しさせていただきました。
いろんなお話しで意気投合させていただき、ずっと昔から知ってる親族のような方です。
ビリーさんを兄さんとお呼びしたいくらいでございます。
番組ではビリーさんがsunスタジオでレコーディングされておられ、ピュアロカビリーのイメージがあるんですが、音源を拝聴するとネオロカ的なサウンドアプローチが聴かれるので、「ビリーさんはネオロカの影響は結構あるのですか?」とお聞きしたら「だってブライアンセッツァーと同世代で、デビュー当時はロカビリーはネオロカ時代ですから!」とお答えいただき、それはそうだな!と納得して翌日のビリーさんのバックバンドの音の方向性を決めておりました。
ネオロカはパンクやニューウェーブ、ハードロック、グラム、テクノを経ているので明らかにサウンドがモダンでラウドです。
例えばロバートゴードンのアルバム、ロカビリーブギからギタリストがクリス・スペディングに代わりサウンドプロデュースもしております。あきらかにグラム、パンク、ジャズを経た音圧の高い垢抜けたサウンドになります。
ビリーさんがおっしゃましたが、古いピュアなロカビリーもよいけど、ミュージシャンを名乗るなら新しいことにチャレンジしたオリジナリティが絶対に必要であり、音が攻めてないとダメだと思います。
そんなこともあり、ライブ当日まで2週間はロバートゴードン&クリススペディングやネオロカ世代で実はかなりホットだった、フランスのネオロカバンドのアリゲーターズを聴きこんでました。
アリゲーターズは日本のクリームソーダブラックキャッツの元曲の宝庫のバンドですし、サウンドが素晴らしいです。
(余談ですが、私の友人のライター、ツネグラムサムさんいわく、ネオロカビリーってニューヨークパンクの影響が大きく、ロカッツはハートブレイカーズのジェリーノーランが関わり、バズ&フライヤーズはNYDOLLSのシルベインシルベインがプロデュースしてます。
ロカッツのプロデュースはデビッドボウイ、モットザフープルのアメリカデビューに関わり、ジョニーサンダース&ハートブレイカーズのマネージャー、リーブラックチャイルダーがつき、ロカッツ特有のテッズとニューウェーブファッションの合体を産みます。
ロカッツがあんなケバいのはリーブラックチャイルダーのせいです。
リーブラックチャイルダーはゲイの方です。
ゲイの方はずば抜けたセンスをもたれ、ビートルズのマネージャーもアンディウオホールも、ストゥージズやラモーンズのマネージャーのダニーフィールズもテレビジョンのマネージャーもゲイで、ゲイがロックを作り上げた影の貢献者であること間違いありません。)
金曜日夜は氷見女岩荘にてロカビリー塾があり、多数参加しておられました!
その後懇親会になりまして、そこから参加させていただきました。
この時もビリーさんとお話し盛り上がり、大変楽しいお時間すごさせていただきました!
で、土曜日ライブ当日になりました。
地元富山金沢の精鋭で作ったビリーさんバックバンドは"ハンサムプレイボーイズ"と名のりまして、これはジェフベックのクリフギャラップカバーアルバム、クレイジーレッグスの演奏したビッグタウンプレイボーイズからパクりました。
ギターは矢郷良明
アップライトベースはエディ河野(入善ロカビリークラブ)
ドラムはBlues B Dan(Boo Boo barbarons.Life ina maifia family)
リードギターはオクノシゲヒコ(SHIGE&TRUNKBOYS.Mt piots.trunkbox records代表)
名前はビッグタウンプレイボーイズからパクりましたが、衣装イメージはジョンメイヤー、スティーブジョーダン、ピノパラディノのジョンメイヤートリオからパクりました(笑)
各メンバーは様々なジャンルの音楽もやっておりますが、全員が音楽思想と信仰をロカビリーを根底にしております。
つくづくロカビリーありきな音楽人生だと私達は自覚しております。
ビリー諸川さんソロステージ後の二部で出番です。
ビリー諸川さんライブ大盛況満員の大盛り上がりでした!
ビリー諸川さんの歌は本当に素晴らしくまさに日本ロカビリーの帝王でした。
若い頃にロバートゴードンさんのライブをリハから観ていて度肝ぬかれたことありましたが、ビリーさんはロバートゴードンを観た時の衝撃とそっくりで、大感動いたしました。
ライブ後半は"ハンサムプレイボーイズ"でサポートさせていただきました。
最高の盛り上がりで、ビリーさんもお客さんもノリにのっておられ、私も楽しくて仕方なかったです。
本当にビリー諸川さんは素晴らしいシンガーで、日本ロカビリーを牽引する帝王です。
日本のロカビリーファッションはクリームソーダブラックキャッツが作ったと思います。
日本のロカビリー音楽を完成に近づけた第一人者、先駆者は間違いなくビリー諸川さんです。
イギリスやニューヨークのネオロカがやっていたベーススラップを日本で最初にやってみせたのもビリー諸川さんの在籍していたバンドでした。
少しでもそのチカラに触れることができて私もハンサムプレイボーイズも幸福な時間を過ごさせていただきました。
ビリー諸川さんありがとうございました!
たくさんの御来場の皆様ありがとうございました!
そして主催のヤスオちゃん、協力のワッキーちゃん、ムラエさんありがとうございました!
女岩荘さんありがとうございました!
マキコ先生ありがとうございました!
PAのエイゴさん、えりなっちありがとうございました!
写真の谷井ちゃんありがとうございました!
出演のThe Greeceさん、オープ二ングアクトのトニーさん、DJトマソン、マスミ、DISKさんありがとうございました。
友達たちで作り上げた素晴らしいライブでした。
またまたぜひビリー諸川さんのお越しを富山でお待ちしております‼️
この日GOOD FELLOWSに居た皆に心から感謝です!
ビリー諸川さんは心から信頼し尊敬するシンガーで芸術家です。
そのお人柄も最高な方です。
気さくで誰にも優しく、文筆家でもあり、インテリジェンスが高く、次世代を担う子供達に力を授けるロカビリーキッズツアーも精力的に活動されております。
ロカビリー・芸術で人を導く、航海における北極星のようなその人生は、私もかくありたいと心から尊敬させていただきます。
新しい兄さんと出会えた日でした。
感謝です!