◆空手大会に参戦する道場の皆の、無事に怪我なく、実力を発揮して、納得する結果が出せることを祈ります。
100回の稽古より、1回の試合の方が自身を成長させてくれます。
必勝と諦めない気持ちが、自分にも、親御さんにも、友達にも、知らない人達にも、大切なことをもたらしてくれます。
頑張りましょう!
◆私が愛読書としている、一夢庵風流記の後書きに、作者の隆慶一郎さんが、前田慶次郎を評して、
“学識溢れる風流人でありながら剛毅ないくさ人であり、しかも風のように自由なさすらい人だった。したたかで、しかも優しく、何より生きるに値する人間であるためには何が必要であるかを、人間を人間たらしめていり条件を、よく承知している男だった”
と書かれている。
20代前半だった自分にはこの一夢庵風流記の前田慶次郎さん評と、前田慶次郎さん自身が書かれた、前田慶次郎旅日記が、人生の羅針盤となりました。
しかし、実際にそう生きるには、途轍もない、努力と根性と、他人への心配りが必要だというのを痛感させられます。
それを諦めないことが理想に近づく一歩になることを、今も日々感じています。
◆大きな視点で自身の人生を観て、
“自分はなんの為に産まれ、生きているか?”
を知り、体得し、世の中に還元していくには、苦労を避けて通れませんし、他人の数倍の努力と、絶えずチャレンジしていく、強い心を持ち続けなければなりません。
生きるに値する人間になるには、必ず“鍛え”が必要です。
その一つが大会です。
小乗仏教的な視点で考えるのではなく、大乗的な視野で大会を捉え、大らかな気持ちで大会に挑んでください。
そのうち、毎日が大会であると気付くことでしょう。
とにかく頑張って楽しみましょう!