矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

おもしろきこともなき世を

◆自分の中で高杉晋作は、英雄というより傾き者である。
興味ある方は司馬遼太郎の『世に棲む日日』を読んでいただきたい。
高杉晋作は江戸三百年の歴史で最初で最後の白昼公然の関所破りをして京都に入り、女物の着物を着て、折りたたみ式の三味線をもちあるき、使う時には伸ばして弾いていた。
「三千世界の烏を殺し、ぬしと朝寝がしてみたい」と自作の俗曲を唄った。
この折りたたみ式の三味線はまだ現存している。

写真は高杉晋作の辞世の句
僅か27年と8ヵ月の人生だったが、凡人一万の人生を足しても足りぬ生涯であった。
「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し、衆目駭然として敢えて正視するもの無し焉、これがわが東行高杉君にあらずや」
伊藤博文による撰文を碑に刻まれた。