矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

矢郷ジャーナル

◆ミュージシャンの友人がメニエル病で入院してしまった。
彼は大きなパルプ会社の幹部でもあるのだけど、昨今の不況から大規模なリストラがあり、彼は幹部だからリストラされず、そのかわり残った社員が人手不足から五人分くらいの仕事をこなさなくてはならなくなり、とんでもない仕事量をこなしていたのだ。
それで、ストレスがきてメニエルが発病し入院する羽目になった。
この不況、リストラされるのも地獄だが、残るのも地獄である。
まさに「死ぬも地獄、生きるも地獄」の時代である。
◆社会的に鬱病患者やメニエル、過敏性大腸炎潰瘍性大腸炎など急激に増えているのはほとんどがストレスを原因とする病気である。
友人は正義感が強く、ハートも強い人間だったのでストレスが心ではなく、身体を蝕んだのだと思う。
ストレスを意識しないことがストレスにならないとよく言われるが、ストレスを意識しなくとも無意識にストレスは身体を蝕むのだから、これはもはや避けることができない社会病だと思う。
メニエルや潰瘍性大腸炎などの身体的ストレス病から、鬱病も発症する例も多く、それによる自殺も多くなりストレスによる死亡率はかなり高いのではないかと思う。

◆これを食い止めるにはガンのように早期発見による医療的な対処も重要である。
そしてもっとも重要なのは世界的な行き詰まり感を抱える社会への、抜本的な改革が必要だと思う。
それにはこの社会不安からより政治を身近に感じ、政治に参加しようとする国民の意識向上と、その国民一人一人の知識とモラルと判断力の向上が個人レベルで求められていく。

教育問題の向上を求められのは、長期スパンでの国民レベルの底上げの為なんだが、教育期間を過ぎた大人達には、そのエデュケーションの役割を果たすにはマスメディアの役割が重要になるので、あらゆるマスメディアは社会での自己の役割をもっと強く自覚しなくてはならないと思う。
当たり前のことだが、ニュースに社の利権による政治色を持ち込まず公平にし、お金を貰ったり、圧力をかけられて小さいコミューンの得になるような報道をしたりすることはやめて、マスメディア自体がヒューマンな哲学を持つ姿勢が必要である。
マスメディアは利益追求より、本来の使命である社会健全化の責任を果たすべきである。


『理性とは人間によって意識される法則であり、人間の生命はそれに従って完成されなければならない。』
トルストイ

BGM
Your pretty face is going to hell

IGGY AND THE STOOGES