déraciné

思考と哲学の旅日記

19th Nervous Breakdown

ローリングストーンズのビッグヒッツ(ハイタイドアンドグリーングラス)を久しぶりに聴いた。
ストーンズはデッカレコード時代の方が好きなのであるが、イギリス盤とかアメリカ盤とかジャケットが同じで収録違ったりがあって、子供の頃はコレクションするのによく迷った。
若い頃にストーンズビートルズがカバーした原曲ばかりを演奏するアマチュアバンドにもいたことがあり、ストーンズの曲はベースなら、かなり弾ける。
サイケデリックが好きだったので、サタニックマジェスティーズってアルバムが特に好きになったのだが「これをバンドでやりたい」っていったら嫌がられた覚えがある
当時はサージェントペパーズが最高のアルバムと言われていて(いまもか)、サタニックマジェスティーズは、その亜流と軽んじられていた。
確かに亜流だが、そのチープさや、いかがわしさが好きになった理由の一つである。
◆チープさや、いかがわしい雰囲気をかのファーギーちゃんにも感じて興味を持ったのだが、実は中身は実力派シンガーで、イミテーション的雰囲気とのパラドックスが素晴らしいとアルバムを聴いて感じ、「あ〜アイアンバンパーやFRPボンネットののオールドコルベットぽいかも」と感じていたのだが、私の友人の信頼するハイセンスな加茂谷先生に「ファーギーを買うべきだ」とこの日記で書いたら、ちゃんと買って聴いてくださり感想を送ってくださった。
そのメールをそのまま引用すると
『“FERGIE”のCD聞きました。ジャケットのアートワークを含め、アメリカンな印象が強いですね。ジャケットの彼女の体型から思わずコルベットを想像しました。そう、このアルバムはアメ車で大音量で聞くのが似合います。音もしっかりしてて、ミュージック・ビジネスのツボをついていて、売れると確信しました。でも、ラップやR&B、レゲエやパンク、しっとりとしたバラードまでこなせるのは、経験あるベテランだからできるのでしょう。ルックスは若いが、10代のアイドルには逆立ちしても作れない10年選手のアルバムです。
でも、このCDの購買層は彼女の年齢の約半分である事に、思わずニヤリとします。』
と書かれていた。
さすが精神科医師であり、画家でもある加茂谷先生のセンスはさすが鋭い。
互いにコルベットを連想する一致も驚くが、このアルバムをうまく表現されているいい文章である。
なかなかアルバムライナーでもみかけない素晴らしい文章だと思った。
さすがである加茂谷先生。
ファーギーちゃん、カリフォルニア出身なのにダッチェスという(イギリスのヨーク公爵元婦人のニックネームが同じファーギーだったからダッチェス/イギリス公爵の女性名称だからついたらしい)キャッチフレーズでロンドンブリッジとか歌ったりする「いかがわしさ」と、アルバム13曲目のファイナリーで歌う歌詞と歌唱力の素晴らしさはまさに「美しく獰猛な」コルベット的「ビューティフルパラドックス」だと思う。
◆「イイモノ」ってなんとなく興味のないジャンルでも、惹きつけるモノがある。
それを加茂谷先生のような医師であり芸術家である方と似たような感性で、素直に感じることができる自分のフィーリングも、まだまだイケるなと思った(笑)

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