@déraciné5to1

思考と哲学の旅日記

汝自らを知れ

◆「汝が矛盾しないことを汝は証明できない」
ゲーデルについてを読んでいる。
◆クルト・ゲーデルは1907年生まれで、1978年に誰かに毒殺されると強迫観念から食事をとらなくなり、餓死して亡くなっている。
23歳で安全性定理を証明しアリストテレスと肩を並べ、24歳で不完全性定理を証明した。
これはとても難しい論理なのですが、ヒルベルトって数学者が(超数学って呼ばれていた)『゛1+1は2゛と証明するには「1+1は2であると思う私がいます」ってことから説明できないと数学にならない』と言い出して、そこに若いゲーデルが現れて、「数学というのは、数学そのものも、数学を言明している自分のことも、ロジカルには説明できない、すべてが不完全なものである」として、ゲーデル数なるものまで発明します。これが不完全性定理証明となるのです。
そんなゲーデルオッペンハイマーは「人間の理性の限界を明らかにした」と評しました。
32歳でアインシュタインと親交を深め、45歳で第一回アインシュタイン賞を受賞します。
ここまでは世界最大の論理学者と呼ばれているが、その後は哲学に進み、死の直前までの26年間、研究隠遁生活をし、1970年になんと「神の存在証明に成功した」と言い出し(この神とは固有の神ではなく漠然とした大きな存在のことを指すようだ)、他の学者、研究者達からは「ゲーデルは病気になったから、彼の哲学や人間性に触れてはならない」と暗黙の了解が流れました。
そしてその八年後に餓死してしまう。
しかし1987年以降にゲーデルの「神の存在論的証明」についての研究論文が現れるようになり、また天才、ゲーデルが注目されだしたのです。
◆この神の存在的証明はまだまだ読み込まねばなりませんが、生命の過去、現在、未来の三世性の言及や、因果関係には第一原因があるから「神」が存在すると言ってるのですが、ゲーデルの言う「神」という言葉を「宇宙」に置き換えると、仏教の法華経に書いてあることに近くなるのです。
もしかしたらゲーデルは知らずに釈尊に近ずいていたのではないでしょうか?これは凄いことです。
ゲーデルはモダンアートを好み、ポップスを好み、ディズニーの白雪姫が大好きだったらしい。
おまけに奥さんはストリッパーというナイスなセンスをしています。
これはしばらくゲーデルにハマりそうです。

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