@déraciné5to1

思考と哲学の旅日記

我慢會へ

◆友人の「社長」が刺青をしたいと前々からいうので、日曜日に私がお世話になっている我慢會さんの富山スタジオにお邪魔した。
「社長」は左の胸、肩、背中にかけて赤龍を刺青していた。
今日一日では仕上がらないから、来週も色をいれに行くようだ。
おやっさんは私にもしきりに「背中に入れてよ」といわれるが、背中にいれると時間が凄くかかり(たぶん4時間を四回くらいか)、色が安定するまでもいれると丸一ヶ月かかると思う。
その間は運動ができなくなるので、なかなか難しい。
私の右腕のトライバルタトゥーは7時間連続で彫るのを日をあけて2回やって完成してるが、彫られるのは痛みと腫れで大変だし、彫る方も集中力を持続せねばならないので大変なのである(四代目小春さんが彫られた)
だいたい彫師さんもお客さんも2時間が限界といわれているから、私は異例の彫り方をしている。
◆私は和彫が好きなのですが、右はトライバル(線形のトライバルの中に桜の華ビラや狼の顔のトライバル、胸には虎のトライバルしています)、左は和彫(青龍が『豺/やまいぬ』という文字を守護しているデザイン)にしています。
◆ヤクザがしている刺青で胸のとこが丸いのが「太鼓」といい、両側足までつながると「胸割り」、胸割りもなくす全部彫ったのは「どんぶり」と呼びます。
腕も七分とか五分とか長さがあります。
背中は絵柄に雲や波などしっかりうめつくすと「額」と呼び、鯉とか虎とか絵だけを入れたら「抜き」と呼びます。
また和彫は美術作品の度合いが高く、絵柄の精密さと芸術性が高い為、時間とお金はかなりかかります。
もし私が背中に抜きでいれても「うん百万」で全身仕上げたら一千万くらいです。
和彫でもワンポイントなら安いですし、トライバルならもっと安いはずです。
しかし、トライバルでも黒で太い線の場合、「潰し」という高い技術が必要となるので、値段と時間がかなりかわってきます。
私の右腕のトライバルはかなり太い「潰し」をしているので金額は凄いはずですし(我慢會、会長のオヤッサンからのプレゼントだったので値段はわかりません)、彫師の先生は大変だったと思います。
◆刺青は芸術感から入れているのと、社会から疎外されるリスクを敢えて背負う気概で入れるモノですから、面白半分で刺青するのはやめたほうがいいです。

◆我慢會の富山スタジオに女性彫師さんが初代小春先生以外に二人いて、10才くらいの息子さんは英才教育されていて、見知らぬヤクザ者に「オマエどこの組よ?枝の枝になるとわからんからのぉ(菅原文太さん風)」と言ったり、どっかのねえちゃんに「俺のバシタになれ」などと素晴らしい発言をするらしいです。
またもう一人の女性彫師の方の息子さんは三歳くらいなんだと思われるのですが、オシッコを漏らしても泣かずに、周囲にいた大人達に「おまえら誰かに言ゆたらブッ殺すぞ」と威嚇するらしいです。
あちこちで「ブッ殺す」を連呼しているらしく、将来有望な子供であります(なわけないか)