矢郷良明 LIFE philosophy @deracine5to1

思考と哲学の旅日記

ベラ・ルゴシ

ジョニーデップ主演のエド・ウッドをエロビデオやさんで280円で購入。
エドウッドのDVDを探していたのですごいタイミングがよかった。
エドウッドは史上最低の映画監督と呼ばれ、女装癖で、B級映画とB級SFホラー作品とかばっかり作っていて、戦争や野性の動物などのドキュメンタリー映像をつなぎあわせたりして、わけのわからない映画を作ったり、お金を出資するから自分を出せという、一般人を出演させたり、ベラ・ルゴシと宇宙タコとの闘いみたいなシーンを撮影するのに、撮影所に忍び込んで、他の監督が撮影した巨大タコのヌイグルミを盗んできたりと、まさにアッサムな監督なのです。
そのエクセレントな作品集はいまもDVDで売られています。
★このジョニーデップ主演のエドウッドはエドウッドの生涯というよりも、ベラ・ルゴシとの友情と別れが話しの中心になっています。
ベラ・ルゴシとは一世を風靡したドラキュラ俳優で、誰もがドラキュラの顔を思い浮かべると出てくる、あのオールバックの顔がベラ・ルゴシさんなんです。
ベラ・ルゴシさんはエドウッドと出会った頃はもはや歳老い、落ち目で家族もお金もなく、モルヒネとメタドン中毒になっていてました。若いエドウッドがベラ・ルゴシの大ファンで偶然街で出会い、二人に友情が芽生え、自分のくだらない映画に出演してもらい続けるのです。
その世の中からはみ出した者と、世の中から捨てられた者の友情は胸が熱くなります。
ベラ・ルゴシが薬物中毒のリハビリをうけ最後のショート撮影をし、この世とお別れをします。
葬儀で棺桶で眠るシーンは、悲しいのだけど、ドラキュラが眠るシーンと重なりなんとも味わい深いシーンになってます。
このベラ・ルゴシ役のマーティンランドーはこの作品でアカデミー賞助演男優賞をもらっています。

★実はつい最近、ベラ・ルゴシの魔人ドラキュラをみたばかりで、ドラキュラの魅力にとりつかれ、ノスフェラトゥや他のドラキュラ作品をレンタルで観ていたところでした。
やはりドラキュラ役はベラ・ルゴシが断然すばらしく、何度も何度も夜中に観ていました。
そしたら偶然みつけた、このティムバートン監督のエドウッドはベラ・ルゴシのお話しで、なんだか本当に不思議な緑を感じます。
ジョニーデップの天才的な演技は当然素晴らしいですが、この作品の中から語りかけるようなベラ・ルゴシさんを私は忘れないでしょう