@déraciné5to1

思考と哲学の旅日記

松の緑

武田信玄軍学をまとめた『甲陽軍艦』を納めた「日本の思想」について書かれた解説を読む。
武田信玄は優れた武将で偉大だと思います。信玄は大将の条件として「慈悲を忘れぬことが肝要である」と言っているところからも、戦略、作戦に重視することない、傑物ぶりがうかがわれます。
◆感銘した信玄の言葉に、このような言葉があります。
信玄の、あらゆることへの真理を見出だしていると思われる一端が、垣間見れるような気がします。
『庭の四隅に四本の木を【桜、柳、かえで、松】植える。
まず春には桜の色鮮やかに、柳は緑とけぶるが、やがて春が過ぎれば桜と柳の争いは終わる。こうして夏も過ぎ秋になれば、散ると哀しむ。
そして、かえでが紅葉し、夕霧、秋雨のなかにはえる様子は歌に詠まれたりし、さまざまな相を表すが、それも冬になれば、それらの彩りは何一つなくなる。
その時にこそ常に変わることのない松の緑が、その真価を表すのである。』

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