déraciné

思考と哲学の旅日記

リスク

◆ビデオでUFC FURYを鑑賞した。
全体的に面白くなかったし、レベルが低かったように思う。
やはり選手の供給が出来なくなってきたようだった。
特にヘビー級やクルーザークラスは世界的にほとんど選手がいない状態である。国内外共に60〜70キロクラスの選手が多く選手年齢も高くなってきている。
観る側は多いのかも知れないが、やる側が少ないので、需要と供給のバランスが崩れてしまったようだ…
◆しかし観る側も多いと思ったら、TV視聴率がアメリカ・スパイクTVで放送されたUFCの視聴率は1.6%で、同時間帯にUSAネットワークで放送されたWWE4.4%には遠く及ばなかった。
◆私はプロレス側の人間だから関係ないんだけど(ジムはあくまで選手育成主体にしていないし、総合格闘技にも直接は関係ない。まぁ、その日本プロレス業界もとんでもない氷河期に入ってますが…)、人々の趣向は
【リスクは少なくメリットは大きい】
という方向に振り切ろうとしています。
格闘技業界に対しても、「痛い目を見てなにか得ようとは思わない」という西洋的合理主義が蔓延してしたことは残念です。
◆アメリカの空手道場も衰退していったのは同じ理由です。
アメリカの空手道場では、組手稽古で怪我をしたと先生を告訴することが頻発したのです。
◆西洋文化は
「我が身を傷つけて金を得るなんて、売春婦とかわらない。まして金にも成らないならやるわけないだろう」という思考です。
そして「格闘技選手は東洋人、ロシアン、メキシカンや有色人種などのマイノリティがやればいい。俺たちはそれにベットして(金を掛けて)儲けるだけだ」
と考えています。
だからアメリカの代表的な格闘技、ボクシングも選手にアメリカンは皆無です。
◆格闘技の存在定義と趣向を革新するのは無理なので、私はホビーの次元まで落として底辺を広げ、その中から自然の流れで、リスクに挑戦するようなサムライみたい方々の出現を待つしかないなと思いながらジムを開けています。

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