déraciné

思考と哲学の旅日記

ハーフメン、ハーフビースト…

ヴァンヘルシングを観た。バンパイアハンターのクラッシックなストーリーでワグナーのニーベルングの指輪っぽい雰囲気だった。
ストーリーのベースには半獣人の悲しみと葛藤があり、いろいろ考えながら観た。こういう話は好きであるがすっきりはしない。映画バットマンティム・バートン版やフランケンシュタインシザーハンズやアルジャーノに花束をとか…日本だったらデビルマンとかキカイダーとかか仮面ライダーの中のライダーマンとか(笑)ヒーロー、ビーストと人間の狭間に在する者の世間の目と自己との葛藤は、心の痛みをもちながら生きる姿の哀愁を感じさせる。
昔からこの手の存在は日本人の琴線をくすぐり、スサノオウノミコトや源義経は典型的である。
この中途半端な自己の存在は本人はいたたまれないだろう。世間は表面的なことしか見ないのでがなかなか理解されないし正当な評価はされず自己ジレンマの中にドップリ使ってもがき続ける。
それがいつも孤高な感じを醸し出す
そして必ず天寿を全うせず志半ばで命を無くす結末だ。
そんな生き様はかっこよく美しいが、悲しく哀れである。
こういう類いの人にはひじょうに異性も惹かれるだろうが、誰も彼らを救うことはできないので黙って最後を見取ってあげるのがいいと思う。