@déraciné5to1

思考と哲学の旅日記

チューリップTVはすみやかにこの本を返しなさい

去年取材をうけたときこの本を貸したのだが返してくれない。
古本屋で一万円くらいの値がついてる本なので返してください。

☆武道伝来記とか武術関係の本を整理しながらぺらぺらとみていたら、わすれてしまっているようなことが書いてあり、いろいろ思い出しりしてた。
昔はいろいろ強くなる方法を知りたくて本を読んだりしてたのだ。

現代の武道も格闘技も西洋的発想になっており、精神的強さ、肉体的強さがあればあとは技術を学べばよいのだということになる。

西洋格闘スポーツ(ボクシング、レスリング、フルコンタクトカラテ、MMA、)の力の1方向的強さを競うものなら喧嘩根性があるヤツがウエイトトレーニングやってやりたい競技のスキルを学べば最短で強くなる。
しかし選手という発想になるので選手の寿命は短い。

東洋の武道は技の修練で精神力、肉体的強さを作り上げて行くものなので時間がかかるし、その学ぶ武道の基本を一生涯やり続けることで極意を得るので競技選手ではなく、武道家と呼ばれるようになる。

西洋格技は”固定力学”と呼ばれ合理的な動きにスピードを加えパワーを増すことを求めるので力の方向性が直線であり、そのために”少よく大を制す”ことは不可能になる。そのなかで強さを求めるのならカラダを建造物のようにビルドアップしていく必要がある。
そのため体重別に強さを競うことになる。

東洋武術は”流体力学”と呼ばれ人体を水の集合体と考えているので力の必要性を求めていない
しかしこの発想は一般人にはわかりづらく、それが”気”とかまでからむと、体力がなくても強くなるとかの空想系最強論者や”電波”と呼ばれる腕立てもできないのに「私は人を簡単に倒す方法を知っている」と本気で思ってるやつを産んだ原因になっている。

そんな体力がないやつが人を倒すことは不可能だしありえない(笑)
俺が出会った○○道とか○○拳法とか○○拳のすごい人とかは実際には体が物凄くでかくて筋力が凄く、技をかけてもらうとほとんど力とタイミングで技を使ってた。

相手を吹き飛ばすとか知らぬ間に固められてしまってるといわれる古武道の亡くなられた高名な先生も90歳くらいのときの逸話で、健康診断に行き医者に「心拍数を上げてください」といわれその場で腕立て伏せを500回(!)やって見せてけろりと「これでいかがですか?」といったらしい。

これらは長い年月をかけて技の地道な修練をされて得られた心技体の真金の強さである。

楽して強くなれる方法はありません。
トレーニングもしていない、体も維持してない。そんな先生の下で何かを習ってる人も習うのは辞めたほうがいい
高名なある中国拳法の先生も「現代は力から入りなさい」といておられた。

返して貰えない本は私のカラテの先生大山茂宗主の出版物である。
先生も「基礎体力もないようなヤツが強さを語るな!」としょっちゅう言っておられた。
「継続して毎日トレーニングしないヤツは客席が似合う所詮、消費者なんだよ!」
とアメリカのボクサーも言っておられました。
”強さ”を求め得るということはこういうことです。