@déraciné5to1

思考と哲学の旅日記

ROSE OR LOOSE

先日、新興宗教にはまっている会員さんと話をしていた。
宗教の話は好きなので楽しかった。

新興宗教にはまっている人はすごい知識層の方か、まったくの無知か(ねずみ講にもはまるような連中)両極端で、どちらにしても会話するのが楽しいからちゃんと話を聞くようにしている。

 知識層の方はあらゆる哲学を知り、結局哲学では直面する問題を解決することはできないと悟り宗教に入られる。
 無知層のかたは直面する問題に本当に直面してしまい、タイミングよく来た勧誘者に勧誘されはまっていく。
大体こんなパターンみたいです。
 ただどちらの層も宗教に関しては知識が薄く(宗教は特殊な世界だと思い改めて知ろうとすることにヘンな先入観と遠慮があるからか?)キリストとユダヤの関係や、釈迦が経を直接説いたわけではない。などは知らない方が多い。
 たとえば一時大騒ぎになり教祖が逮捕され最近も警視総監銃撃問題があった某団体の地方幹部と会話したとき、テレビのワイドショウなどで活躍した方が奥儀を語ってくれたといっていたので、どんな話ですか?と聞くと「私が見ている色や感覚はあなたの言ってる色や感覚とは違いますよ。たとえば同じ白でも私の言ってる白はあなたの言ってる赤色であるかもしれないし。同じ呼称でも見てるものはまったく違うかもしれないということです。」と大真面目に言っていた。
 そんなもんが奥儀なら中学生でも尊主になれるだろう。
 そんな幼稚なことは初歩的な哲学でしかなく、まして宗教ではありえないような幼稚さだった。
 
 宗教も本気で宗派を開いている人もいれば、あらゆる経済人、政治家さまが考えて人と金を集めるための商業宗教もあるし、組織力を駆使して非合法活動を行う宗教マフィア団体もある。
 また宗教法人団体がまったく違う経典と教祖と教えを使って別の宗教法人をやってるところがいくつもある。
 
 私は宗教に熱心な方に必ず「宗教家が出した宗教本を読む前に歴史的観点から書いた宗教解説書を読んだらいいですよ」と最後に話している。
 井沢元彦さんの本などが客観的に宗教を解説しておられるし、わからなければ手にした宗教書が団体がらみのインディ出版社からのものではなく大手出版社からのものを選べばいいと思う。
 
 でなぜROSE or LOOSEか?
 マイフェイバーなザ・ウィラードの名曲なのだが、完全な美しさを持つ薔薇と惨めさを通り越して美しい敗北を引っ掛けた曲名だが、すべての価値判断は自身の感覚の問題であるから、薔薇も敗北も美しいし、信じるものも信じないものも美しいと思う。
 

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